ろっこう医療生活協同組合
Q2.冬に流行するのはなぜですか?
Q3.潜伏期間は?
Q4.A型、B型の違いは?
Q5.A型、B型同時にかかることはあるの?
Q6.インフルエンザにかかると、症状はすぐにでるの?
Q7.家で飼っているペットにもうつるの?
Q8.これからもインフルエンザの種類は増えるの?
Q9.合併症はどんなものがありますか?
Q10.気温が高くても流行するの?
Q11.季節を問わずに流行するのですか?
Q12.新型インフルエンザ1回かかれば抗体ができますか?
Q1)インフルエンザと風邪の違いは?
「風邪」は別名「感冒」といい、風邪ウイルスによって引き起こされる様々な症状をいいます。そして、「インフルエンザウイルス」も広い意味ではこの風邪ウイルスのひとつです。
ただし、普通のかぜの多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
一方、インフルエンザは、普通の風邪と同じようにのどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られますが、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れるのが特徴で、普通の風邪よりも症状がきついことが特徴です。
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Q2)冬に流行するのは何故ですか?
インフルエンザウイルスは、熱と湿気に弱く、逆に乾燥した状態や低温中では生存時間も長く、より広範囲に広がりやすい傾向にあります。その結果、日本などの温帯では毎年11月〜3月位の冬季に流行することが多くなっています。ただし、まれに春先や夏場などに流行することもあります。
Q3)潜伏期間は?インフルエンザウイルスが体の中に潜伏中で症状が出ていない時でも、人にうつるのか?
インフルエンザウイルスに感染してから発症するまでの潜伏期間は通常1―2日です。ただ、潜伏期間が長い場合、最大7日位になることもあります。
また、インフルエンザを他人に感染させる可能性のある時期は、発症1日前から、症状が軽快してからおよそ2日後までです。このため、学校などでは、インフルエンザにかかった生徒は解熱してから2日間は「出席停止」の措置を設けています。
Q4)A型やB型と聞くが違いは?他にも種類がありますか?
インフルエンザウイルスは、ウイルスを作っているたんぱく質の違いからA型、B型、C型の3種類に分類されます。このうちC型は4歳以下の子供に軽い風邪症状を起こすことがありますが、ほとんど問題になることはなく、いわゆる「インフルエンザ」として扱われるのはA型とB型の2種類です。このうち、A型の方がやや発熱などの症状が強く出る傾向にあり、B型はやや下痢などの胃腸症状が多い傾向があります。ちなみに、現在話題になっている「2009新型インフルエンザ」はA型です。
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Q5)A型とB型のインフルエンザに同時にかかることはあるか?
A型のインフルエンザにかかっても、B型のインフルエンザに対する抗体は出来ない(またその逆も同じ)なので、1つのシーズンにA型とB型のインフルエンザ両方共かかることはありえます。また、同時にかかることもまれにはあるようですが、通常はA型とB型の流行時期が微妙に異なる(A型は12月〜2月、B型は2月〜3月)ため、それほど心配する必要はありません。
Q6)インフルエンザにかかると、くしゃみや発熱などの症状はすぐでるのか?
Q4でも述べたとおり、インフルエンザは感染後の潜伏期間が通常1〜2日あるので、この期間は無症状です。潜伏期を過ぎると、Q1で述べたような症状を発症し、治療を行わなければ通常3―5日間症状が持続します。
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Q7)家で飼っているペットにうつるのか?
Q8)インフルエンザの種類はこれからもどんどん増えるのか?たとえば犬インフルエンザとか牛インフルとかもあるのですか?
通常流行するヒトのインフルエンザは、基本的にはヒトからヒトへのみ感染します。家で飼っているペットや他の動物にうつることはありません。
ただし、この問題に対する答えは難しく、実はインフルエンザウイルスは、「鳥インフルエンザ」や「馬インフルエンザ」、「犬インフルエンザ」「豚インフルエンザ」などの種類があり、それぞれの動物の間では感染が起こりますが、動物の種が変わると感染することはありません。すなわち、人のインフルエンザウイルスが鳥に感染したり、馬インフルエンザウイルスが直接人に感染することも通常はありません。
しかし、ウイルスの遺伝子に変異や組み替えという現象が起きると、他の動物のインフルエンザウイルスが人間にも感染するタイプのものに変化します。最近話題に上がった「2009新型インフルエンザ」は、鳥インフルエンザや豚インフルエンザが人間にも感染する力を持ったために出現したものです。ウイルスは進化の速度も速く、今後さらに新種のウイルスが出現してくる可能性もあると思います。
Q9)インフルエンザの「合併症」にはどんなものがありますか?
インフルエンザの「合併症」として注意が必要なもののひとつに、「肺炎」があります。インフルエンザに感染して抵抗力が弱くなった身体に、肺炎を引き起こす別の菌がさらに感染し生じます。
特に抵抗力の低下した高齢者に起きやすいですが、肺炎が重篤になると命にかかわるため、適切な治療が必要です。
また、5歳以下の子供の場合、インフルエンザの感染により「インフルエンザ脳症」という脳への障害が起こることがあり、年間数百人が発症しています。こちらも場合によっては致命的になるため、迅速な診断と治療を必要とします。
Q10)気温が高くなっても流行しますか?
Q11)インフルエンザは冬の病気というイメージですが新型は季節を問わずに流行するのですか?
Q2―3でも述べたように、インフルエンザウイルスは、冬季に流行しやすいウイルスではありますが、気温が高い時期でも流行しないわけではありません。特に、新型のインフルエンザで感染力が強いタイプのものが出現すると、季節に関係なく流行する可能性は高くなります。今回の「2009新型インフルエンザ」の流行も、通常では流行がほとんど起きることのない4月〜6月に流行が生じています。
Q12)新型インフルエンザに1回かかれば体に抗体が出来るのですか?
「新型インフルエンザ」に一度かかれば「抗体」が体の中に出来て、次からそのウイルスには感染しにくくなります。しかし、インフルエンザは毎年「変異」をするので、違うタイプの「新型」が流行すれば、抗体もそれには効果がありません。
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