犬の不安CD

コラム−Column−

ジョニー・スミスを演じる主演のアンソニー・マイケル・ホールは現在副プロデューサーとして製作にも関わり、シーズン3の第4話では監督も行うほどこの作品に賭けている。
　ホールは元々子役出身で「サタデー・ナイト・ライブ」（75〜）などで有名なコメディアンのチェビー・チェイス主演の「ホリデーロード4000キロ」（83）などに出演し、その後「すてきな片思い」（84）では選抜オーディションでジム・キャリーを破って副主役に抜擢された。こうして彼は1980年代の前半には当時"ブラット・パック"と呼ばれた有望な若手俳優グループの一員として将来を期待されていた。その後「ブレックファスト・クラブ」（85）「ときめきサイエンス」（85）などに出演したものの、若くして注目されたために実力を伴わない演技力のギャップに苦しみ、彼の主役で企画されたはずだったスタンリー・キューブリックの「フルメタル・ジャケット」（87）でその配役をマシュー・モディーンに交代されてからの80年代� �半は本人自身も"冷たい期間"と呼ぶ不遇な時代を迎える。
　その後はTVシリーズのゲストやTVムービーなどをこなしながらしっかりとした演技力を身につけ、TVムービー「バトル・オブ・シリコンバレー」（99）でホールが演じた若きビル・ゲイツ役を見たマイケル・ピラーが「彼こそが完璧にジョニー・スミスを演じられる役者だ」と惚れ込み、出演を依頼したという。
「デッド・ゾーン」の主役であると同時に副プロデューサーも兼ねるアンソニー・マイケル・ホールはアメリカでの「デッド・ゾーン」シーズン3 DVDボックスの発売時のインタビューで共演者達について語っているので、一部紹介しよう。
　サラ役のニコール・デ・ボアに関してホールは絶賛している。「僕はニコールの大ファンなんだ。彼女は僕が今まで共演した中でも最高の女優の一人だね。彼女の演技は実にリアルで見るものに様々な解釈を与えてくれる」
　スティルソン役のショーン・パトリック・フラナリーはスピルバーグ製作のTVシリーズ「インディ・ジョーンズ/若き日の冒険」（92）で主役のインディを演じて人気者となった。「スターゲイト」（97〜）では第91話「異星の恋人」でカーターと恋に落ちる異星人オーリンを演じている。ホールは彼を評して、こう語っている。「これからますますスティルソンは権力と成功を手にいれていくが、ショーンはまさに皆の考えるイカレた政治家を見事に表現してくれている」
　「ウォルター役のブルーノとブルース役のジョン・L・アダムスとは撮影現場ではまるで兄弟のように仲良くしてるよ。この作品のレギュラー達は皆家族みたいなものだけれども、この二人は色々な意味で僕を支えてくれるんだ」
　「あと、気になる俳優が一人。それはサラの息子役のスペンサー・アクティミックだよ。彼は僕が今まで獲得した以上の女性ファンを持っている。しかも、まるで小さなブラッド・ピットみたいだろう？最大のライバルだね」
　「シーズン2から参加したクリストファー・ウェイ役のフランク・ワイリーは緻密な演技をするとても優れた俳優だ。僕はいつも彼に圧倒されるよ」
＜特別コメントTV版：「デッド・ゾーン」の行方＞
　さて、以後の文章にはスティーヴン・キングの小説と映画「デッド・ゾーン」のネタバレが含まれていますのでご注意ください。
　先日とあるブログを見ていたら、「『デッド・ゾーン』は小説を読んでラストが判っているから見る気がしない」という記述を見かけた。実を言えば、キングの小説とこれを忠実に映像化した「デッド・ゾーン」ではスティルソンによって核戦争が起こると知ったジョニーが未来を守るためにスティルソンを狙撃しようとするのである。しかし、失敗して逆に銃弾を受けて命を落としてしまうが、狙撃事件でスティルソンの本性が暴かれたことによって失脚し未来は救われる…という悲劇的な結末を迎えるのだ。筆者もTV版も結局は同じ結末を迎えるのでは？と密かに危惧していた。
　ところが、シーズン2の「天国の教会」を見て驚かされた。この話ではジョニーの親友のブルースが父親の葬儀に列席した時にジョニーのヴィジョンに巻き込まれ、ブルースが家を飛び出してリハビリ専門技師にならなかったもう一つの世界を体験する。そこではジョニーは世をすねたサイキックとして人々の間に一線を引き、そして未来を破滅から救うためにテロリストとしてスティルソンを狙撃するのである。ブルースはその世界のジョニーに言う。「ここは俺があんたのそばにいなかったらこうなったかもしれない、というもう一つの世界なんだ」と。なんと、この時点でTVシリーズは映画や小説とは全く異なったストーリーを辿ることを宣言しているのである。
　そしてシーズン2最終話に現れた"未来から来たサイキック"のクリストファー・ウェイはシーズン3でも度々ジョニーの前に姿を現し、物語を未知の領域に拡げていく道しるべになるのである。小説とも映画とも異なる新たなる「デッド・ゾーン」の未来から我々は目を離すことは出来ないのだ。

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CAST
ジョニー(ジョン)・スミス（声：宮本 充） アンソニー・マイケル・ホール
サラ・バナーマン（声：石塚 理恵） ニコール・デ・ボア
ウォルト・バナーマン（声：根本 泰彦） クリス・ブルーノ
ブルース・ルイス（声：竹若 拓磨） ジョン・L・アダムス
ジーン・パーディ（声：佐々木 敏） デイヴィッド・オグデン・スティアーズ
デーナ・ブライト（声：園崎 未恵） クリステン・ダルトン
グレッグ・スティルソン（声：郷田 ほづみ） ショーン・パトリック・フラナリー
レベッカ・コールドウェル（声：高橋 理恵子） サラ・ウィンター

ジョニー(ジョン)・スミス（声：宮本 充）Johnny Smith −−　アンソニー・マイケル・ホール
高校で科学を教える教師だったが、幼馴染で婚約者のサラとのデートの帰り道、交通事故にあい、6年間昏睡状態に陥る。眠っていた間に母は他界、サラは保安官のウォルトと結婚…と自身を取り巻く環境の激変に戸惑い、深く傷つく。だが、自分のヴィジョンによって未来を変え、人々を救えることを知ったジョニーは、自らその能力を使い数々の事件を解決していくようになる。グレッグに触れたことによって見えたヴィジョン"ハルマゲドン"の謎を追っている。
　　　アンソニー・マイケル・ホール　Anthony Michael Hall
1968年4月14日マサチューセッツ州ボストン生まれ。
父はショービジネスのマネージャー、母は女優・歌手という芸能一家に育ち、幼い頃からテレビコマーシャルに出演する。1982年のテレビムービー「トム・ソーヤとペテン師たち」（82）でハックルベリー・フィンを演じ、人気を得た。その後、「ホリデーロード4000キロ」（83）に出演した際、脚本を担当したジョン・ヒューズに認められ、ヒューズの監督作「すてきな片想い」（84）「ブレックファスト・クラブ」（85）「ときめきサイエンス」（85）と次々に出演。80年代に大ブームとなった学園/青春ムービーの主演俳優としてブレイクし、エミリオ・エステヴェスやロブ・ロウ、マット・ディロンら若手実力派俳優のグループ"ブラッド・パック"の一員として活躍した。また85年からは、17歳で「サタデー・ナイト・ライブ」に出演、最� �少レギュラーとして注目を浴びた。だが、その後、キューブリック監督の「フルメタル・ジャケット」の降板劇などスキャンダルが相次ぎ、一時期、人気は衰えたが、ティム・バートンの「シザーハンズ」（90）や、「私に近い6人の他人」（93）のような良質の作品に出演。90年代後半からは数多くのテレビムービーにも主演し、「デッド・ゾーン」のジョニー役でスターダムへの返り咲きを果たした。
＜主な出演作＞
「ホリデーロード4000キロ」（83）、「すてきな片想い」（84）、「ブレックファスト・クラブ」（85）、「ランナウェイ/18才の標的」（86）、「シザーハンズ」（90）、「私に近い6人の他人」（93）、「バトル・オブ・シリコンバレー」（TVM/99）など
サラ・バナーマン（声：石塚 理恵）Sarah Bannerman　−−　ニコール・デ・ボア
旧姓はブラックネル。幼馴染のジョニーと婚約したが、その直後に起こった交通事故で医師から「ジョニーの意識が戻ることはない。」と告げられ、ウォルト・バナーマンと結婚する。現在は音楽教師の仕事もやめ、専業主婦。一人息子のJJは、実はジョニーとの間にできた子供。結婚後もジョニーを密かに思っていたが、夫ウォルトの事故をきっかけに、夫の大切さに気づく。
　　　ニコール・デ・ボア　Nicole deBoer
1970年12月20日カナダ、トロント生まれ。
子供の時に、「オズの魔法使い」の舞台で主役を演じたことがきっかけで本格的に俳優を志す。テレビを中心に活躍していたが、世界的なカルトヒットを記録した「CUBE」（97）で数学科の大学生を演じ、その名を広く知られるところとなる。その後、テレビシリーズ「スタートレック DS9」（98〜99）の最終シーズンにレギュラー出演、人気を得た。
＜主な出演作＞「CUBE」（97）、「スタートレック DS9」（98〜99）、「キング・オブ・ポルノ」（00）
ウォルト・バナーマン（声：根本 泰彦）Walt Bannerman　−−　クリス・ブルーノ
郡の保安官を勤めるサラの夫。ジョニーと妻サラのかつての関係を知っているため、ジョニーが目覚めた時は心中穏やかではなく、できるだけ彼と距離をおきたいと考えていた。しかし、ジョニーの能力を知り、事件解決の協力を求めるようになると、彼を信頼し始め、ジョニーとの間に友情が芽生えるようになる。
　　　クリス・ブルーノ　Chris Bruno
1966年3月15日コネチカット州生まれ。
大学では心理学を専攻する一方、スキーの選手として全国大会の出場メンバーに選ばれるほどだったが、怪我のため断念。休養中に受けた舞台のオーディションに合格したのがきっかけで演技に興味を持つようになる。大学卒業後、ニューヨークに移り住み、バーテンダーとして働きながら、オフ・ブロードウェイでキャリアを積む。その後、大人気シリーズ"All My Children"（70〜）の出演で注目、「ハロー！スーザン」（96〜00）や「ネイビーシールズ」（98）などにゲスト出演している。
ブルース・ルイス（声：竹若 拓磨）Bruce Lewis　−−　ジョン・L・アダムス
ジョニーのフィジカル・トレーナーとしてリハビリを担当する。抜群のユーモアのセンスの持ち主で、その明るさと優しさからジョニーの心の支えともなる。また、ジョニーと共に捜査に協力し、時として彼にインスピレーションを与え事件解決に一役買うこともある。父親が牧師だったが、その昔教会の仕事に疑問を感じ、家を飛び出した過去がある。確執を残したまま、父が他界してしまったことを悔やむが、ヴィジョンの世界で和解を遂げる。
　　　ジョン・L・アダムス　John L.

habenerosの痛みの受容体

シーズン2 ： 14−32（全19話）
第14話「死の影の谷」 Valley of the Shadow
グレック・スティルソンの立候補演説が行われている集会所に来たジョニー。以前、スティルソンから見えたvisionが頭から離れずにいたのだ。あの恐ろしい光景は一体何を意味するのか？！それを確かめるため、再びグレックと握手を交わしたジョニーだったが…。
第15話「地の底へ」 Descent
近頃、ジョニーと距離を置いているサラに、ウォルトは疑問を感じていた。そんな中、今は廃坑となっている銅山で落盤事故が発生。ウォルトが現場に向かう。応援に駆けつけたジョニーは、visionにより、坑内に閉じ込められた少年少女4人の生存を確認できたが…。
第16話「再び地上へ」 Ascent
意識不明の状態が続いているウォルトを診察したいと申し出るジョニー。以前、ジョニーは医者でもわからなかった原因を突き止めたことがあるからだ。許可を得たジョニーはウォルトに触れ、意識の中に入り込む。そこで、ジョニーはウォルトの真意を知ることに…。
第17話「アウトサイダー」 The Outsider
ジョニーはテレビに触れた時、ちょうどCM中だったしわ伸ばしクリーム「リバイバトン」から、あるvisionを見る。それは、そのクリームを使い続けると妊婦に影響し、奇形児が生まれるというもの。ジョニーは、製造している会社へ行き、発売を中止するよう警告するが…。
第18話「6人のドナー」 Precipitate
交通事故に遭い、輸血を受けるジョニー。命に別状はなかったが、献血した6人の血液が原因で、28日間はジョニーに何らかの影響がある、と医者に告げられる。予告どおり、ジョニーは次々に6人のvisionを見始めるが、そのうち1人のvisionにジョニーとブルースが動き出す。
第19話「過去の傷跡」 Scars
スティルソンからワシントンが炎上しているvisionが見えたジョニーは、彼が政権に近づくのを阻止しようと思いつく。ちょうど現職のハリソンも追い上げを見せていることから、ジョニーはハリソン側に協力を申し出る。だが、逆にスパイと疑われ、追い返されてしまう…。
第20話「謎を解く女たち」 Misbegotten
いかれた娘ペニーがジョニーの家に不法侵入するが、通報により保安官が駆けつける。後日、デーナと食事の約束があるジョニーは、車で街へ向かう途中、立木に車をぶつけ、呆然としているアニタという女性を発見。助けようと、車を降りるジョニーだが、それは仕組まれた罠だった…。
第21話「恐怖のフライト」 Cabin Pressure
講演会でスピーチをすることになっているジョニーは、パーディとワシントンDCへ向かう飛行機に乗った。だが、機内でクッキーを配る客室乗務員らに触れた時、飛行機が墜落するvisionを見る。ジョニーは機長にその事故が起こることを説明しようと必死に試みるが…。
第22話「消える男」 The Man Who Never Was
厳重な警報装置で守られながら暮らしているジョニーは、スーパーの配達員ラウールの訪問でしばし和む。だが、注文したケイパー（香辛料）のビンに触れたとき、79歳の老人ジェフリーのvisionを見る…。その直後、ジョニーの体が徐々に消えていき、救急車を呼ぼうとするが…。
第23話「死者は語る」 Dead Men Tell Tales
ジョニーは自宅の水漏れの修理を頼んだ店で、あるvisionを見る。それは銃を持った男が、その店の経営者ドネガルを撃ち殺すというもの。ジョニーは彼に犯人の人相を教え、警戒するよう忠告するが、事態は思わぬ方向へ…。なぜなら、ドネガルは裏組織のボスだったのだ…。
第24話「神の真似事」 Playing God
ジョニーのもとに高校時代の友人ジェイソンと妻エリン、彼の妹ケイトが訪ねてくる。ジェイソンは重度の心臓病を患っていて、自分の将来を見て欲しいと手を差し出す。手に触れたジョニーはジェイソンの心臓移植手術が成功するvisionを見る。だが、その移植された心臓は…。
第25話「天国の教会」 Zion
ブルースの父親、ルイス牧師が亡くなった。地元の人々はブルースが教会に戻り、牧師になることを期待している。葬儀に参列していたジョニーは、棺に入った父親に触れているブルースの肩に手を置いた。その時、visionの連鎖が起こり、ブルースがvisionの中に入ってしまう！
第26話「嵐」 The Storm
大事な友人の死をvisionで知っていながら、助けることができなかったジョニーは自宅にこもりきりになっていた。ブルースたちは、そんな彼を励ますため、ムースヘッドの保養所に連れて行こうと計画する。だが、別荘に連れて行く途中、ジョニーは「嵐」がくることを知り…。
第27話「ウィルス」 Plague
ジョニーは、JJの小学校で開かれているサイエンス・フェアーに参加していた。会場を歩いていると、生徒のエイミーが遊んでいたシャボン玉がジョニーに当たる…。その時、ジョニーは会場にいる生徒達が病気になるvisionを見る。その病気は拡大し、町全体に広がる可能性も…。
第28話「デジャ・ヴードゥー」 Deja Voodoo
ジョニーはブルースと食事にきたレストランのバーで、あるvisionを見る。席に座ろうとしたとき、保険の損害査定にきていたナタリーに偶然触れてしまったのだ。動揺するジョニー…。なんと、ナタリーとジョニーがキスをしているvisionだったのだ…。
第29話「ハント」 The Hunt
テロリスト幹部の居場所を突き止めるため、ジョニーは政府から捜査の協力を依頼される。早速、テロ現場に残されたものに触れ、次々にvisionを見る。洞窟の中で、逃げ惑うアラブ兵たち…。その中に幹部らしき人物の顔が見える。必死にその顔をスケッチするジョニーだが…。
第30話「マウンテン」 The Mountain
ウォルトとサラは息子のJJを連れ、湖にキャンプにやってきた。同行したジョニーだが、JJが見つけた飛行機の破片に触った時、数年前に墜落した貨物飛行機のvisionが…。機内から外の景色をみたジョニーは、墜落現場を特定し、まだ発見されていない、その貨物機を探しに出る。
第31話「コンビネーション」 The Combination
ブルースの紹介で、ジョニーはボクサーのアヴィラと知り合う。ミドル級タイトルマッチがひかえているアヴィラ…。メディアのカメラに向かい、ポーズをとったその時、チャンピオンのティブスと戦って、最終ラウンドでKOされるアヴィラの姿が…。
第32話「ヴィジョンズ」 Visions
以前からジョニーの前に姿を現していた男が、また現れる。「アルマゲドン（世界の終わり）」について何か知っている様子のその男は、ジョニーに手遅れにならないうちにニューヨークのある家を訪ねるように言う。ジョニーはすぐその家に向かうが、住んでいたのは、なんとその謎の男本人だった…。

シーズン3 ： 33−45（全13話）
第33話「レイチェルを捜せ 前編」 Finding Rachael (1)
未来の男ウェイに連れて行かれた世界で、レイチェルという女性のビラを目撃する。その情報によると彼女は「明日」失踪している。現在に戻ったジョニーは彼女を捜し出したのだが、再び、未来に飛んでしまう。戻ったジョニーが、彼女との待合せ場所に行くと…。
第34話「レイチェルを捜せ 後編」 Finding Rachael (2)
逮捕されたジョニーは、嘘発見器で無実を証明しようとするが、過去の犯罪者のヴィジョンが無意識に現れ失敗してしまう。一刻も早くレイチェルを捜し出したいジョニーは、サラに頼んで彼女の私物を持ってきてもらう。しかし、レベッカはそれを信じようとはしなかった。
第35話「激突」 Collision
ケイティという11歳の少女が行方不明になり、ジョニーは捜査を手伝う事になった。彼女のイヤリングに触れると火だるまの自分が見え、彼女の日記に触れると重傷を負い病院に担ぎ込まれている自分が見える。ケイティの姿も見えたそれらのヴィジョンが意味する事とは！？